2009年09月02日

MA企画のコンサート

室内楽を100人ほど(それ以下)の小さな空間で演奏することで、細やかな配慮、繊細な表情、息遣いをお客様に感じていただきたいと思っています。元々室内楽は、家族で楽しんだり、貴族のサロン(邸宅の部屋)で行われてきました。親しい人間同士の会話のような、親密さを持っています。そこでは、意思を伝えるのに、無理をして大きな声を出す必要はありません。
現代の都会では、様々な音がぶつかりあっています。たくさんの人たちが同時に大声で主張し、結果、誰も注意を払わない、という悪循環もあります。
音量よりも、音質、特に小さな音の表現の幅を探求していきたい。
小さな音に耳を澄まし、小さな声に耳を傾けたい。いつまでも柔軟で繊細な感覚を持ち続けていたい。

これが企画の理由です。


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2008年05月26日

どんなコンサート?

音楽鑑賞教室、または学校の音楽の授業での「音楽鑑賞」、もちろん、楽しい鑑賞を体験している子供たちも多いでしょう。
「じっと黙ってお行儀良く聴かなくてはなりません」
クラシック音楽ってそんなに「硬い」のでしょうか。
芸術ですから、難しい、簡単には理解できない作品はたくさんあります。

クラシックとの出会いが、もっと楽しい経験であって欲しい!

それは、敷居を低くすることで解決することではありません。

本との出会いがそうでしょう。
絵本から始まって、児童文学と呼ばれるもの、だんだん頭を使わなくては理解できない内容のものも読めるようになってくる。
本を読みたい、という欲求は、他人から強いられるものではないでしょう。文章を読みながら、頭の中で情景や登場人物の思い等を色々想像する。
美術もそうです。

では、音楽は?

音は目に見えません。明確に言葉に置き換えられず、意味がはっきりせず、抽象的。「私にはクラシックは解りません」
音楽が「解る」ってどういう意味?
人それぞれの聴き方があっていいのではないでしょうか?
音楽を聴いて、楽しい!、この音楽好き!という純粋な入り方でいいのではないでしょうか?
踊りだしたくなってしまう曲、泣きたくなってしまうような美しい旋律、心が苦しくなってしまうほど打たれる音・・・何かを感じてもらえればいいのです。

そのために、アニメやドラマの主題歌や、誰もが知っているポピュラーな曲ばかり集めた演奏会をする必要はないと思います。
演奏家だって、そのような曲ばかりでは・・・どうでしょうか。

感受性が豊かな子供たちにとって、「本物」に触れるのは大事です。
生ぬるいものやおやつの様なもの、あるいは、最初から終わりが見えているもの(マニュアル化されているもの)では、心を強く打たないでしょう。
全力を尽くした仕事には感動します。
ですから、演奏家が力を発揮していなければ、音楽で伝わるものはないでしょう。

このコンサートでは、曲にまつわるお話もしながら進めて行きます。
間近で楽器を聴いてみてください!
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